秩父鉄道SLパレオエクスプレス乗車録
久々の投稿です
先週の土曜日、残念ながら雨ではありましたが、はじめてSLパレオエクスプレスに乗車してきました
秩父鉄道熊谷駅
SLパレオエクスプレスはほぼ毎週土日祝日に熊谷~三峰口を1日1往復しています
シーズンによっては平日なんかも運行しています
イベントで運行することもあり、そういった日は予約しておかないと乗車できなかったりするので前もってHPで確認しておくことをおすすめします
今回、僕が乗車したのは自由席です
秩父鉄道では土日祝などに「秩父路遊々フリーきっぷ」を1440円で発売しています
期間限定で「幸せを呼ぶ開運きっぷ」となっていました
ラッピングされた7500系?と黄色いデキがデザインされててかわいいです
発売日当日限りで秩父線全線乗り降りし放題のきっぷで、この他にSL整理券を購入することでSLパレオエクスプレスに乗ることができます
熊谷→三峰口まで片道950円なので、1往復だけで元がとれます
SLの整理券についてはHPにわかりやすく書いてあるのでそちらをご参照ください
10時ちょうどにデキ201牽引で熊谷駅に入線してきました
三峰口行きは本来下り列車なのですが、SLは上りホームへ入線します
12系に乗るのは初めてです
このデキ201はSLパレオエクスプレスの回送で使われるのが主な仕事ですが、時々貨物運用に回ることがあるようです
客車のカラーに合わせた赤茶色、いいですねぇ
デキ201の側面にある秩父鉄道の社紋
かっこいいです
客車内から
ここでデキ201とはお別れ
いよいよSL発車です
期間限定のてるてる坊主
虚しくも雨です
熊谷を出た時点の3号車
天気のせいなのか、心配になるくらい少ないです...
SLはなかなかゆっくり進むので電車よりも景色をじっくり楽しむことができます
12系はそこそこ揺れるので酔いやすい方は酔い止めがあるといいかと
武川の付近を通過中、デキがたくさん止まっていました
武甲山から運ばれた石灰石はこの武川で貨物線に入り、三ヶ尻線熊谷貨物ターミナルへ行きます
デキは影森から武川へ来てここで折り返すというわけです
トコトコ走っていると雨にも関わらず、地元の方たちが手を振ってくれます
なかなか揺れが心地よく、眠くなってきますが寝てはいけません
11時44分ごろ、あの有名な荒川鉄橋を通過していきます
↓昨年の夏にこの鉄橋下から撮ったSLパレオエクスプレス
晴れていればBBQや川で遊ぶ人たちで賑わっています
皆野で急行とすれ違い
そして大野原の手前で貨物駅である武州原谷駅、秩父太平洋セメントの工場の前を通過していきます
ヲキに石灰石を満載したデキが発車を待っていました
ヲキの間からちょうど石灰石をヲキに運び込む施設が見えました
積んでるところ見えるかなーとか少し期待してましたがそんなことはなく...
建物だけでもかなり迫力があります
そして御花畑駅に停車
御花畑駅はホームが短いのでパレオエクスプレスは前2両しか扉が開きません
駅のすぐ手前の踏み切りではこのように堂々と停車します
C58の旅もあと少し
カーブも増えてきたので撮りたかった画が撮れるようになってきました
夫婦に見送られながら
そば畑と鉄ちゃん
左右の席を行き来する女の子
そしてついに終点、三峰口に到着です
約2時間40分の旅でしたが、飽きることなく景色や客車、蒸気のにおいなど、十分に楽しむことができました
しかし、旅は終わってもSLの楽しみはまだ終わりません
三峰口へ到着するとC58は水をガブガブ飲みます
熊谷~三峰口の約56.8kmで約10t(10000㍑)もの水を消費するそうです
1km進むのに、およそ176リットルを消費する計算です
すごい...
また、水を飲むだけでなく、様々な箇所のメンテナンスやチェックが始まります
こうした様子を間近で見られるのも楽しみのひとつでしょう
デザインではなく、「動かすために色々つけたらこうなった」というのが惹かれますよね
人気者はどんな姿でも人気なのです
よくあるELやDLのように前後に顔があるわけではないので、前後を入れ換える必要があります
そう、転車台です
なんとこれもまた近くで見ることができます
後ろ向きでゆっくり入ってきます
...
......
ドーーーン!!!!
ド迫力
真正面からこんな間近で見られるのはここだけかと思います
いつまでも残っていてほしいものです
三峰口駅の入り口
「MiTSUMiNEGUCHi STATiON」となぜかiだけ小文字
駅のなかは普通なのに...
SLに追い付きました
SLパレオエクスプレスは何度も駅で停まるので普通列車をうまく乗り継げば駅撮りで何度も撮れるようです
天気さえよければ、という感じでしたが
晴れていたらこのさびしいくらい快適な旅にはならなかったでしょう
また今度、紅葉や雪の降る季節、また何度でも乗りたいと思えるようなSLパレオエクスプレスでした
ぜひ、みなさんも乗って見て楽しんで欲しいと思います
この記事を読んでSLパレオエクスプレスに乗るのは
そりでは