山梨県 西沢渓谷 一周歩く(その2)
☝その1からの続きです。
この辺りからはすれ違う人とは譲り合わないとぶつかってしまうような細い道が続く
紅葉(こうよう)といえば紅葉(もみじ)。
ここでも中々きれいだなーと思っていたけど、ドシーズンに来たらもっとすごかったんだろうな…
とか思いながら進む。
ハイキングコース入口の門から25分で到着。
日が当たって、紅葉か新緑だったらかなり綺麗なんじゃないか…
こっちもいい景色。
すっきり晴れていてよかった。
左へ行くと西沢渓谷、右へ行くと東沢渓谷や鶏冠山へ。
鶏冠山は山梨百名山で最難関とも言われているようで…
さっさと進まないとただでさえこの時期、暗くなるのが早いので急ぐ。
絨毯になる前が見たかったんだ本当は…。
晴れ渡っている空がせめてもの救い
登山靴であるに越したことはないが、まだスニーカー等でも歩ける道。
三重の滝の手前。
これが見えたらあの滝はもうすぐ。
ダジャレではない。
あまり落差はないように見えるが、写真手前から下はかなり高低差があり
落ちたら多分助からない。
登山靴ない人が来られる限界おそらくここまで。
さっきの階段からこの三重の滝の側まで下る道がおそらく普通の靴で来る人の最難関であろう。
三重の滝から先は登山靴でない人が進むのは正直やめておいた方がいい。
自分が怪我をするリスクはもちろんであるが、救助に来る人はさらにリスクを負う訳で…
まあ、それが理解できる人はまずそんなことはしないのだが…
岩が平らなところは沢へ近づくこともできる。
滑りやすいところもあり、流されたら多分助からないので近づきすぎは注意。
左にすぐ沢、右は岩の斜面のような場所を進み続けるため、
山の上から沢へ流れる水の通り道の上を歩くこともある。
2~3cmくらい泥に足が沈むようなぬかるんでいる場所もある。
上流に向かって右手側の岩に鎖が打ち付けてあるのでそれを頼りに進む。
所々、鎖をつなぐピンが岩から抜けているところもあるので注意。
奥の鎖を目指して進む。
ようやく七ツ釜五段の滝の手前まで来た。
しかし、この方杖橋を越えた先の滝見橋は現在崩落による改修中のためわたることができない。
しかし、10月23日から迂回路ができたそうなのでトロッコ道に行くことはできるそうだ。
おそらく、自分が見た西沢渓谷の滝の中で七ツ釜五段の滝が一番勢いがあるように見えたので
せっかくここまで来たのだから見てみたかった。
行けないものは仕方ない。
というか、迂回路がなければここで折り返し戻らなければならなかった訳で…
ここまでの来た道がきつすぎたので絶対に戻りたくないと思っていた。
迂回路を設けてくれた人たちに感謝しながら登る。
今まで通ってきた渓谷の道もなかなか過酷であったが、
この迂回路はそれをはるかに上回る過酷な道だった。
というか、道と呼べるルートでなかった。
ロープがないと絶対に上れない。
あまり急さが伝わらない写真かもしれないが、とにかく急。
渓谷道からトロッコ道へ上がるための一方通行の迂回路であるため、
トロッコ道から渓谷道へはこの迂回路を進むことができない。
「登る」というより「上る」感じ。
この道を降りることは考えたくもない程。
迂回路を上り切った地点。
「下りないでね。」じゃねーんじゃ。
冗談抜きで危ない道だった。
謎に表現ユルいし、あるのはこの表記だけ…
もっと注意喚起してもいいと思うけど、山は基本自己責任だしね。
滝の上展望台~大展望台付近はsoftbank回線(Y!mobile)入らなかったので、
落ちてたら助けも呼べずに死んでたなと今となっていは思う。
14時以降誰ともすれ違った記憶ないし尚更。
まあ、何事もなく生きてたのでその3へ