PENTAX スライドホルダー(フィルムのデータ化)
tabisurupipipi.hatenablog.com
こちらの記事で色々なフィルムのデータ化の方法について書きました
内容はすごく雑ですが
今回は私が辿り着いた方法についてご紹介します
結論から言いますと、スライドホルダーを使う方法が一番低コストで楽だと判断
レンズ交換式のデジタルカメラを持っているのであればこちらの方法がセルフでデータ化するには安上がりなのではないかと思います
ずばり、スライドホルダーを使う方法とは
フィルムをデジタルカメラで撮る
という単純なものです
私が使っている道具はこちらになります
ひとつひとつ紹介していきますよ
まずはカメラとレンズ
PENTAX K-3IIとCarl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZKです
135換算でおよそ75mm
次にスライドホルダー
フィルムをこの中に入れて撮影します
私が持っているのはM42マウントのものですが、Kマウントのものもあります
本当はKマウントの方が欲しかったのですが、なぜかM42の方が手元に来ました
でも問題なく使えているのでオーケーです👍
多分このニコンのスライドコピーアダプターとほぼ同じものかと
- 出版社/メーカー: Nikon
- 発売日: 1989/08/01
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次に接写(中間)リングKセット
今回は一番長い3号を使います
次にステップアップ/ダウンリング
XCSOURCE製
XCSOURCE 8個 ステップアップ リング 8個 ステップダウン リング フィルターアダプター 49-82mm 82-49mm DC147
- 出版社/メーカー: XCSOURCE
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Planar5014のフィルター径は58mm、スライドホルダーの外径には55mmのフィルターリングがうまく乗っかるので
レンズ側から
[58↑62]
[62↑67]
[67↑72]
[72↓67]
[67↓62]
[62↓58]
[58↓55]
[55↑58]
で使ってみました
次にマウントにするあれです
これは白いけど、どちらでも可
HOSHO(ホーショー) スライドマウント 35mm 白 SM-201
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スライドマウントが正式名称?
今回データ化(複写)するフィルムはスリーブなので、マウントを複写したい方は使う必要はありません
2枚貼り合わせてこの隙間にフィルムを入れます
そのまま貼り合わせると隙間がまったくできず、フィルムが入り込まないので
このように厚紙をフィルムが入る程度に挟んで貼り合わせます
ちなみに…
smc PENTAX-D FA マクロ 50mm F2.8、通称DFA50マクロをKPと使用したところ、マウントしたフィルムと画角がほぼぴったりになることがわかりました
PENTAX 単焦点マクロレンズ DFA MACRO 50mmF2.8 Kマウント フルサイズ・APS-Cサイズ 21530
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わずかなトリミングで済み、かつ接写リング、ステップアップダウンリング不要、かつF8くらいでフィルム全面にピントが合うので
トリミング・回折による画質の低下を防ぐことができます
スライドホルダーに載せるだけでいいのでかなりおススメ
しかもDFA50マクロのレンズ側面のクランプスイッチでピント調節がしやすいのとピント固定できるのでもう良いことだらけ
高価なスキャナーを買うと思えば4万のレンズなんて安いものです
他にいろいろ整えれば(雑)、ブローニーのスキャンにも活躍しそうです
次にライトボックスですが、タブレットでもスマホでも構いません
もちろん複写するためのフィルムも準備してください
これですべて集まりました
まずスライドホルダーにスライドマウントを差し込みます
そしてスライドマウントにフィルムを差し込んでいきます
上から見るとこんな感じです
次にカメラ側
パッと見いかついですが、接写リング咬ませて先端にステップリング着けただけです
ようやく複写に入ります
これらをすべて組み合わせていざ撮影です
ホワイトバランスや露出を好みに合わせていきます
なかなか良い感じにいけてると思います
ここで1つコツがありまして、
かなり絞り込まないとフィルム全面にピントは来ません
さらに、レンズ歪みによって中央にピントが合っていても周辺にピントが合ってないこともあるので結構苦労します
被写界深度を深くするためにとにかく絞り込めばいいのですが、そうすると回折で像が眠くなります
私なりに試した結果、F11で周辺と中心の中点にピントを合わせて撮るのが最善という結論に至りました
撮った後はトリミングやら調整やらして完成です
K-3IIにはリアルレゾリューションシステムが搭載されているのでさらに高精細に複写ができます
後日試したら報告したいと思います
それでは!
2018/02/06 DFA50マクロについて追記